Mechanism of action
「自己腫瘍細胞ベクター」をシン・ベック(SynVC)と名付けました。
シン・ベックはがん患者様ご自身の腫瘍細胞にNKT細胞活性化合物を封入した後、腫瘍細胞に細胞死を誘導した再生医療等製品です。
シン・ベックの加工に使用するNKT細胞活性化合物であるアルファーガラクトシルセラミド(KRN7000)は、GMP基準準拠で製造された試薬グレードではなく、ヒト臨床試験で実際に使用されている治験グレードですので高い安全性が担保されています。
シン・ベックをがん患者様の体内に戻しますと
1)シン・ベックからKRN7000や腫瘍抗原(ネオアンチゲン)が放出
2)体内の樹状細胞(DC)とナチュラルキラーT(NKT)細胞の両方が活性化
3)DCがネオアンチゲンを細胞表面に提示して腫瘍特異的キラーT細胞やB細胞からの抗体産生を誘導
以上の一連の反応で腫瘍を攻撃します。最終的に腫瘍特異的リンパ球は記憶細胞として体内に長期間保持されますので、再発予防効果が期待できます。
またシン・ベックを使った治療ではがん患者様ご自身の腫瘍細胞が採取できる限り、がんの種類を選びませんので、全てのがん治療に利用可能です。
Treatment process
The procedure for creating Shin Beck is to remove cancer cells from a cancer patient and culture them outside the body for a short period of time (usually 48-72 hours) in order to incorporate NKT cell-activating compounds into the cancer cells. The cultured cells are then collected, and the cancer cells are irradiated with radiation to stop their growth and inactivate them. Shin-Vec can be administered to patients on the same day, but it can also be frozen and stored for long periods of time, so it can be administered on a day that is convenient for the patient.